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Instagramのエンゲージメント率とは?上げる方法は?計算式や注意点もご紹介!

「エンゲージメント率」は、InstagramなどのSNSを運用する際に重要とされる指標です。しかし、「聞いたことはあるけれど、よくわからない」という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、エンゲージメント率の基礎知識について解説します。具体的には、Instagramを中心に

・エンゲージメント率とは何か?
・エンゲージメント率が重要な理由
・エンゲージメント率の計算方法
・エンゲージメント率を上げる方法
・エンゲージメント率アップを狙うときの注意点

を詳しく解説します。ご一読いただき、ぜひ業務にお役立てください。

エンゲージメント率とは何か?

一言でいうと、「投稿に対してどれだけのユーザーが反応(エンゲージメント)したかを割合で示したもの」です。
そもそも「エンゲージメント(engagement)」とは、「約束」や「婚約」を意味します。エンゲージリング(婚約指輪)という言葉を知っている方は多いでしょう。
つまり、マーケティング用語としてのエンゲージメントは、「ブランドや商品に対する消費者の愛着や結びつき」を意味しているのです。
さらに、そこから意味が広がり、InstagramなどのSNSにおいて「投稿に対するユーザーの反応」を指すようになりました。具体的には、「いいね!」「コメント」「保存」などのアクションを指します。SNSによって設定されたエンゲージメントとは異なります。

エンゲージメント率が重要な理由

エンゲージメント率が重要な理由は、大きく分けて3つあります。以下で詳しく見ていきましょう。

ユーザーとの結びつきを知る目安になる

エンゲージメント率をチェックすることで、ユーザーの興味関心や、閲覧者との結びつきの強さを把握できます。そのため、企業にとってSNSアカウントの運用指標となるのです。

アルゴリズムによって、投稿の露出が高まることが期待できる

エンゲージメント率がアップすれば、各SNSのアルゴリズムによって、より多くの人々の目に触れることが期待できます。いいね!やコメントが多いことは、それだけ質の高い投稿だと考えられるためです。

ユーザーに対する影響力が高いと見なされる

かつては、フォロワーが多い人ほど影響力があると考えられてきました。しかし近年では、もうアカウントを使っていないユーザーがいたり、フォロワーの売買が行われたりなど、単純に「フォロワーが多い=影響力が強い」とは言えなくなってきました。
その点、エンゲージメント率の高さはユーザーとの結びつきの強さを表すため、エンゲージメント率が高いアカウントほど閲覧者に対する影響力があると考えられます。
エンゲージメント率の算出方法はSNSによって異なりますが、いずれもしっかり計算して現状を把握し、運用のために活用していきましょう。

Instagramのエンゲージメント率の計算方法(参考:Facebook、Twitter)

ここからは、Instagramにおけるエンゲージメント率の計算方法を解説します。なお、参考までに、FacebookとTwitterのエンゲージメント率についてもご紹介します。

Instagramのエンゲージメント率の計算式

Instagramには、公式の計算式はありません。分子にあたる「エンゲージメント」については「いいね!、コメント、投稿の保存」の3種類と定義されているため、分母は自分で決めることになります。
つまり、
Instagramのエンゲージメント率=
エンゲージメント(いいね!、コメント、投稿の保存)/X
となります。

このX部分についてよく使われる数値は、
・フォロワー数
・インプレッション数(投稿が見られた回数)
・リーチ数(投稿を見た人の数) です。
割合が増えた、減ったなどの比較ができればいいので、分母には好きな数値を入れて問題ありません。ただし、一度分母の数値を決めたら、その後は変えないようにしましょう。
なお、フォロワー数については、前述のとおり売買されている可能性があるほか、もうInstagramを使っていないユーザーも含まれている可能性があるので注意が必要です。

instagramのエンゲージメント率の計算方法

Facebookのエンゲージメント率の計算式

Facebookでは、インサイトで数値を確認できるほか、算出方法も掲載されています。式は以下のとおりです。
Facebookのエンゲージメント率=
エンゲージメント(いいね!、コメント、シェア、クリックをした人数)/投稿のリーチ数(投稿を見た人の数)

Facebookのエンゲージメントの計算方法

Twitterのエンゲージメント率の計算式

Twitterでは、アナリティクスから割合をチェックでき、算出方法も掲載されています。式は以下のとおりです。
Twitterのエンゲージメント率=
エンゲージメント(クリック、リツイート、返信、フォロー、いいね)の数/インプレッション(ユーザーがツイートを見た回数)の合計数

エンゲージメント率を上げる方法

エンゲージメント率を上げるためには、なんといっても良質な投稿内容と戦略が重要です。以下で、具体的な方法をご紹介しましょう。

投稿前にペルソナ設定をする(途中で軌道修正も可)

まずは、エンゲージメントを数多く得られるよう、投稿に反応してほしいターゲット設定をしっかり行いましょう。
ターゲットは、年齢やライフスタイルなどを細かく想定した「ペルソナ」を作るのがおすすめです。具体的な人物像が浮かび上がるため、投稿内容の検討や、世界観の統一が進めやすくなります。
もし、運用の方向性とペルソナがいまいち噛み合わないと感じれば、途中で軌道修正してもよいでしょう。

投稿時はハッシュタグをつけ、検索にヒットしやすくする

近年はInstagramを検索エンジン代わりに利用するユーザーが増加しています。そこで重要となってくるのが、ハッシュタグの活用です。特に新規ユーザーを獲得する際には、ハッシュタグを使って、ユーザーの目に触れる可能性を高めましょう。
ただ、投稿と無関係のハッシュタグをつけたり、数が多すぎたりするのは悪印象ですので、節度を心がけましょう。

コメント返信やいいね返しなど、ユーザーと密なコミュニケーションを取る

運用方針によって異なりますが、より高いエンゲージメント率を狙うなら、ユーザーと積極的にコミュニケーションを取り、関係性を深めていく必要があります。
ここで言うコミュニケーションとは、コメント返信や、いいね!を返す、フォローバックをするなどのアクションを指します。もし全ての反応に返信しきれない場合は、「常にコメントは読んでおり、感謝している」などの文章を投稿に付け加えてみましょう。

キャンペーンを開催する

キャンペーンは、ユーザーの注目だけでなく、エンゲージメントを集める手段として効果的と言えます。
よく行われているのは、ユーザーが「いいね!」や「コメント」をつけるユーザー参加型キャンペーンです。商品やブランドのアピールになることはもちろん、エンゲージメント率のアップにもつながります。また、特定のハッシュタグを考案し、キャンペーンの条件としてそのハッシュタグをつけて投稿してもらえば、情報拡散の効果も期待できます。

競合他社の投稿を分析する

競合他社のアカウントがある場合、その企業の投稿にどれだけ反応があるのかを調べて、自社アカウントの運用に活かしましょう。
フォロワー数のほか、いいね!やコメント数は誰でも見られるため、ちょうどよい比較対象にもなります。競合アカウントがどんな内容の投稿をしているのか? どの投稿にコメントやいいねが集まっているのか? などを分析し、参考になる部分を自分の投稿に反映させましょう

インフルエンサーの力を借りる

投稿すれば、常にいいね!やコメントがつくような人々にインフルエンサーになってもらい、自社のエンゲージメント獲得を高める手法もあります。フォロワー数が全てではないといっても、ファンが多いインスタグラマーの影響力は、やはり絶大です。

エンゲージメント率アップを狙うときの注意点

SNSのエンゲージメントを上げる際の注意点

エンゲージメント率を上げるにあたって、以下の3つに注意してください。

フォロワーが増えるとエンゲージメント率は下がる傾向あり

フォロワーが増え始めると、それに伴ってエンゲージメント率が下がることがあります。これはファンが減ったのではなく、分母が大きくなり、相対的に数値が下がってしまうことが考えられます。よって、いかに分子(エンゲージメント数)を増やすかが重要な課題となります。エンゲージメント率が下落し続けている場合は、運用方針や内容の改善を検討してみてください。

過剰な投稿はユーザーに敬遠されるリスクあり

Instagramを頻繁に更新することは大切なのですが、1日に何度も投稿するのはおすすめできません。なぜなら、フォロワーのフィードに特定ユーザーの投稿がいくつも並ぶことになり、人によっては不快に思われてしまう可能性があるからです。
そのリスクを避けるためにも、
・1日1〜2投稿にする
・複数の写真は1つの投稿にまとめる
・ストーリー機能を使う
などで対応するのがおすすめです。

投稿時間によってはユーザーに見られない可能性あり

せっかく質の高い投稿をしても、ターゲットユーザーが見てくれなければ、エンゲージメントの獲得につながりません。
Instagramでは、インサイトでアクセスが多い時間帯を調べることができます。ビジネスプロフィールを設定すると見ることができるので、これを活用して投稿時間を工夫してみましょう。
【参考までに】昨年のデータによると、全曜日の21時~22時台(夕食後)、平日の7~8時台(通勤・通学時間)、12時台(ランチタイム)にアクセスが集中していたようです。

まとめ

エンゲージメント率は、ユーザーとの結びつきの強さを示し、どれだけ自社ブランドが認知されているのかを知るのに役立つ指標です。しかし、単に「エンゲージメント率を上げたい」と思っても、「効果が出なかったらどうしよう」という不安もあるでしょう。
そんな方は、SNSプロモーションをおこなっている企業や代理店に任せるのもひとつです。ハイウェルでも、InstagramをはじめとしたSNSによるプロモーション事業支援を行なっております。エンゲージメント率アップを含め、Instagramの運用についてお悩みの点などがございましたら、ぜひハイウェルまでお問い合わせください。

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2018.10.05