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Facebookのアクション率をわかりやすく解説!平均値やエンゲージメント率との関係もご紹介

「アクション率」は、Facebookにおいて運用指標として利用される数値のひとつ。Facebook運用担当者の方は、この「アクション率」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。しかし、中には 「なんとなく意味は想像がつくけれど、詳しいことはわからない」
「他にもいっぱい『◯◯率』という言葉があるけれど、違いは何?」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、Facebookのアクション率について、わかりやすく解説します。アクション率を押さえておけば、ページ分析や投稿の改善に役立ちますよ。ぜひご一読ください!

Facebookのアクション率とは?エンゲージメント率や反応率との違いは?

アクション率とは一体何なのか?エンゲージメント率や反応率との違いはどこにあるのか?
ここではこの2点をご説明します。それぞれの算出方法も解説しておりますので、運用初心者の方は必見です!

アクション率=投稿を見た人がどれだけ行動を起こしたかを示す割合

アクション率とは、投稿を見たユーザーの中で、「いいね!」などのアクションをしてくれた人の割合を示す数値です。
計算式は、以下のとおりです。

アクション率=(いいね!数+コメント数+シェア数+クリック数)÷リーチ数
(エンゲージメント率) ここで言うアクションとは、「いいね!」やコメント、シェア数、画像やURLなどのクリック数のこと。つまり、投稿に対するリアクション(=ユーザーが起こした行動)ということです。
また、計算式の最後にある「リーチ数」とは、実際に投稿を見た閲覧者の人数を指します。投稿がどれだけユーザーの行動を喚起させたのかを知る目安となるため、投稿内容の改善や検討材料として役立ちます。
つまり、アクション率を見れば、リーチされた人の何割がアクションを起こしたのかがわかります。

エンゲージメント率=アクション率と同じ意味

エンゲージメント率とは、「投稿を見た人の中で、アクションを起こした人の割合はどれくらいか」を示す数値で、意味としてはアクション率と同様です。今では、アクション率よりもエンゲージメント率という呼び方のほうが一般的と言われています。
なお、この数値は、後述で紹介する「インサイト」というFacebook機能で確認できます。

反応率=ファンがどれだけ反応したかを示す割合

アクション率と同じと思われがちなのが、反応率です。アクション率とは分子や分母が異なるので、まったくの別物とお考えください。
計算式は、以下のとおりです。

反応率=(いいね!数+コメント数+シェア数) ÷ ファンの数
(旧エンゲージメント率) ファンとは、ページに「いいね!」をしてくれた人のことです。
アクション率は分子の中に「クリック数」が含まれますが、反応率の場合は含まれません。反応率=ファンの好感度として捉えることもできます。

アクション率の平均値は0.5〜2%程度が目安

エンゲージメント率(アクション率)の平均は、0.5〜2%と示されています(2016年にトラベルハウス社が実施した調査「各業界のFacebook平均エンゲージメント率~9業界、109ブランド~」より)。
なお、トラベルハウス社の調査においては、数字が以下の計算式で算出されています。
“エンゲージメント率の算出式:(投稿へのいいね!+コメント+シェア)÷期間中の平均ファン数÷投稿数”
これは、1記事に対するエンゲージメント率ではなく、特定期間の平均エンゲージメント率の算出が目的であるため、前述で紹介した計算式と異なる点をご了承ください。
また、平均値はあくまでも1つの目安としてお考えください。業界によって「いいね!」やコメントの得られやすさが異なるので、必ずしもアクション率を2%獲得できるというわけではありません。数値を出すよりも「先月に比べて今月はどうなのか?」「来月に向けて改善すべき点はないか?」を重視しましょう!

数値の確認は、Facebookのインサイト機能から!

Facebookのビジネスページには、「インサイト」という解析機能があり、以下の6項目の数値を確認することができます。
・いいね!(ページに対する合計数、発生箇所など)
・リーチ(リーチの種類別の数、リーチ拡大および減少につながる行動など)
・チェックイン(タブ表示回数、Facebook外からのアクセス数)
・投稿(アクセス時間帯、競合ページの人気度など)
・動画(再生回数、人気動画の表示など)
・参加者(ファン数、リーチ人数、アクションをした人数など)

いずれもFacebookのページ運用そのものに影響する指標であるため、定期的なチェックと分析をおすすめします。
なお、インサイトでは各投稿に対する「エンゲージメント(=アクション)率」が表示されるので、自分で計算する必要がありません。

アクション率を上げる方法を実行しよう!

アクション率は、「ユーザーとの関係性の強さ」を指していると言っても過言ではありません。興味関心を寄せてくれるユーザーほど、「いいね!」やコメントなどのアクションを起こしてくれるためです。
アクション率を上げるために、「ユーザーを喜ばせる良質な投稿」と「アクションを起こしやすくする仕組みづくり」を心掛けましょう。

ユーザーを喜ばせる良質な投稿をするためには?

・適切なターゲット(ペルソナ)設定で、ニーズを捉えやすくする
・一貫性のある投稿で固定ファンの心を掴む
・動画も活用し、飽きられないコンテンツ発信をする

ペルソナの設定や投稿の統一感で、特定のユーザーの心に響くページ作りを意識してみてください。

アクションを起こしやすくする仕組みづくりとは?

・キャンペーン開催で注目度アップ
・こちら側から「いいね!」や返信などのリアクションを行い、ユーザーと交流する

キャンペーンを実施すれば、多くのユーザーにページを見てもらえます。
また、こちら側から積極的にユーザーとのコミュニケーションを図ることも大切です。コメントにお礼を返したり、ユーザーの投稿に「いいね!」をしたりすることで、ユーザー側からさらにアクションをもらえる可能性が高まるでしょう。地道な作業ではありますが、非常に重要な作業です。

まとめ

アクション率(エンゲージメント率)は、自社のFacebookページがファンにとって魅力的なのか、ニーズを捉えているのかなどを判断するために便利な指標です。数値そのものに一喜一憂せず、アクションが高かった投稿の分析や、内容の改善に役立てていきましょう。魅力的な投稿を増やすことができれば、発信力が高まり、より多くのファンの獲得にもつながります。
しかし、思ったようにアクション率が上がらないことも十分考えられます。自社で対応できれば良いのですが、そうでない場合は効果が現れにくいかもしれません。そんなときは、専門家による支援を受けてみてはいかがでしょうか。
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2018.10.05